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2006年6月 7日 (水)

整形外科疾患と減圧症症状(第8回安全潜水を考える会 研究集会 発表集)

【安全ダイビング】スキル/器材 整形外科疾患と減圧症症状

柳下 和慶
東京医科歯科大学医学部附属病院 高気圧治療部 整形外科 講師

はじめに
 減圧症では神経症状や関節症状を呈することが多く、整形外科的疾患と減圧症による症状とを鑑別することは、決して容易ではありません。

 今回、減圧症の症状と同様のもしくは類似の症状を有する整形外科的疾患を広くご紹介し、あわせてその治療の概略についても紹介します。それにより、減圧症と整形外科的疾患の理解を深めていただくことを目的とします。

減圧症は、主に下記の通りにI型・II型に分類されます。

I型
○ 皮膚症状(大理石班など)
○ 四肢の関節痛・ベンズ型
○ 浮腫・むくみ・倦怠感

II型
○ 脊髄型(CNS型):知覚・運動障害 膀胱直腸障害など
○ 脳型:意識障害 痙攣 片麻痺 脳神経症状など
○ 肺型(チョークス):胸痛 咳 息切れなど
○ 内耳型:めまい、耳鳴り、嘔心、嘔吐、聴力障害
○ その他

整形外科領域と関連する症状は、I型では四肢の関節痛・ベンズ型、II型のCNS型があります。

<<脊椎・脊髄について>>(写真1)
脊髄型の症状:知覚障害、運動障害、膀胱直腸障害
脊椎:骨組織。頚椎 7個、胸椎 12個、腰椎 5個
脊髄:神経組織。脳神経同様中枢神経。
椎間板:脊椎と脊椎の間にある、クッション。周囲にある線維輪と中心にある髄核から構成(写真2)
神経根:左右対称に脊髄から分節して抹消に分布する末梢神経

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