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2006年5月31日 (水)

職業ダイバーの潜水プロフィールと窒素ガス溶解量 -減圧症の予防-(第8回安全潜水を考える会 研究集会 発表集)

【安全ダイビング】スキル/器材 職業ダイバーの潜水プロフィールと窒素ガス溶解量 -減圧症の予防-

芝山 正治
駒沢女子大学 教授・東京医科歯科大学 非常勤講師


1.はじめに

 減圧症発症は、窒素ガスの溶解に伴い、浮上時の不活性ガスの過飽和による気泡化が原因である。レジャーダイバーの減圧症発症は、東京医科歯科大学に受診した患者数で年間300名を超えた状態が続き、急増している現状である。

 レジャーダイバーが減圧症を発症した時の潜水プロフィールは、今までに考えられなかった浅い水深と時間によって罹患しているケースが多い。この潜水プロフィールは、ほぼ全てのレジャーダイバーが通常の潜水パターンとして潜水しているプロフィールであることから、減圧症に対する基本的な考え方を変えなければならない状況ともいえる。

 減圧症で治療を受けたレジャーダイバーの潜水プロフィールは、最大水深、平均水深、潜水時間などを問診によって確認されている。このデータと実際のレジャーダイビングのプロフィールを調査収集し、新しく開発したシステムを利用して、体内窒素ガス溶解量と減圧症発症率の関係を調べ、減圧症発症に至る危険度の批評を数値化し、改めて減圧症発症予防の手掛かりとすることが本研究の目的である。

 今回は、2年間の1年目の成果としてまとめる。システム開発したプログラムは、平均潜水と潜水時間から体内窒素ガス溶解量を求めるものに止まり、次年度はマルチレベルが認識可能なプログラムを利用しての評価とする。

2.減圧症の発症率

 減圧症罹患率は、レジャーダイバーで2%、インストラクターなどの職業ダイバーで6%であることが調べられている。経験タンク本数に換算すると16,000本に1回の罹患となっている。漁業潜水者は地域により異なるが、30~70%のダイバーが減圧症の罹患経験者である。

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