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2006年5月 9日 (火)

潜水事故防止と安全潜水(第8回安全潜水を考える会 研究集会 発表集)

【安全ダイビング】スキル/器材 潜水事故防止と安全潜水

眞野喜洋(東京医科歯科大学大学院健康教育学講座兼 医学部附属病院高気圧治療部 教授)

1.はじめに

 安全潜水の事故防止を目的とした調査報告は、平成17年度にDAN JAPAN(海洋レジャー安全振興協会)がまとめたものがある。この調査の対象は、潜水指導団体25、ダイビングのリゾート地214箇所、インストラクター3,434名、一般のレジャーダイバー13,398名であり、調査規模として大きいものである。この調査結果は、2005年9月にローマで開催された国際DAN会議で発表された。調査内容を今回のテーマとして発表する。

 発表の前に、大切な情報を提供します。都立荏原病院の脳神経外科部長の土井先生からである。その内容は、関西地区ではレジャー ダイバーの減圧症は治療しない傾向である、と言う情報である。この傾向は、我々のところにも少しずつ感じられていました。関西地区の名古屋においても同じような傾向になっているようである。何故このような結果になったのかを含め進めていく。

2.Cカード取得ダイバー数の推移

Photo

 図1は、1984年以後のCカード発行枚数の推移を示したものである。当初、約1万枚程度だったものが、累積で2003年では、130万枚のカードが発行されたことになる。毎年の発行枚数は、最近停滞気味だと言われていますが、1万枚近く発行されている。増加率 は少ないか、停滞しているが、それなりに新しいダイバーが加わっていることは確かである。Cカードを取得するエントリーレベルの年齢構成は、DAN JAPANの調査で、40歳以上のいわゆる中高年層の取得割合と若年層の20歳未満が増えていることがわかった(図2)。若年層の増加理由は、小・中学生の水と親しむ機会が増え、シュノーケリングの普及が増加の要因の一つとなっていると思われる。

Photo_1

 我が国の平均寿命は、戦後の昭和20年から伸び始め、昭和27年に50歳を突破し、昭和40年代に60歳を突破し、現在は、女性は84歳、男性78歳と伸び、90歳を超える人口が100万人を突破した。平均寿命が延びたことで、時間的にゆとりができ、その時間をど うやって有効に使うかという一つの選択肢の中に、レジャーがあり、レジャーの中のスクーバダイビングも含まれることになる。ダイビングは、やり方によってはそれほど大変なレジャーではない。60歳以後のセカンドジェネレーションの時代をどうやって過ごしていったらいいかというような時に40歳過ぎてからダイビングを始める人が増えてきも不思議ではない。この傾向はアメリカ型の形態である。

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